2024.03.29 - Hakkousha便り
Hakkousha便り 2024年3月号
まだ肌寒い日が続きますが、桃の花が咲き始め、春の訪れも感じる季節です。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
皆さまのご健康とご多幸をお祈りしております。
<腸内フローラの検査よりも大便チェックを>
腸内フローラに注目が集まっているなか、新しい検査が売り出されています。
大便に含まれる腸内細菌の遺伝子を調べ、どんな菌が腸にいるのかを示す検査です。
自由診療になるので、健康保険は使えず、だいたい2万5000円〜3万円かかるそうです。
『寄生虫学者』で有名な藤田紘一郎先生が検査を受けた感想によりますと、
「遺伝子解析といってますが、菌の種類を6つしか調べておらず、今のところ精度の高い検査とは感じませんでした。
3万種あるうちの6種類ですから、腸内フローラを正確に表すのは難しいでしょう。
私自身の結果からお話しすれば、冷静にみても「そんなはずはないだろう。」というものでした。
腸内細菌を大切に育む生活を送っていますが、ビフィズス菌はゼロ。乳酸菌群が10%強というものでした。
腸内フローラの状態は、毎日の食事に大きな影響を受けます。
生活やストレスの状態にも左右され、その日、その日で違うのです。
検査を受けた人の結果を見せてもらってもだいたいみんな悪く出ている様にも感じます。
こうした数値に頼るよりも、まずは自分の腸の声を聞き、大便を観察することの方がはるかに大事で、
正確な状態を知ることができると思います。」とおっしゃっております。
日々の体からのお便りを観察することで、食生活をはじめ生活スタイルを見直し、
毎日、コツコツ「発酵の素」をお召し上がりくださり、安定的に、
腸内細菌がイキイキできる発酵型のお腹を育んでくださることを願っております。