コラム

Hakkousha 便り 2024年4月号

花の香りが風に乗り、春の気配も整って参りました。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
今月より腸内細菌の研究に生涯をかけた研究者である光岡知足先生の人生を発酵させる生き方の哲学を
お届けしていきたいと思います。
お役に立てることを願っております。

【共生の法則 大切なことはすべて腸内細菌が教えてくれた】
<第1章 腸内細菌が教えてくれること>ー腸内フローラという「小宇宙」ー
腸内には、同じ種類の腸内細菌どうしが集まって一つのコロニー(集落)を形成しています。
全体で一つの生態系、いわば小宇宙のような様相を呈しています。
「腸内フローラ」という言葉の意味は、フローラがお花畑を意味するように、
腸内における菌たちの生態系、腸内環境そのもを表しています。
私たちの食べているものは体内に吸収され、エネルギーになるだけではなく、
その一部は菌たちのエサとなり、彼らの生命を支えているのです。
つまり、どんな菌がどれだけ繁殖するか、それは私たちが何を食べるかによって決まるということです。
とりわけビフィズス菌は腸内フローラを調和させ、
宿主であるヒトの健康を支えるキャスティングボードを握っている存在です。
発酵とはそうした調和を表す状態ととらえていいでしょう。
お腹の声である「便」(=便り)になって現れます。
日々の便りを見れば、自分がいまどんな生き方をしているか心地良く、楽しく生きているのか、
何かが滞り、不快さを感じているのか、
たちどころにわかるものなのです。
日々の体からのお便りを観察することで、食生活をはじめ生活スタイルを見直し、
毎日、コツコツ「発酵の素」をお召し上がりくださり、
安定的に、腸内細菌がイキイキできる発酵型のお腹を育んでくださることを願っております。

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