コラム

Hakkousha便り 2025年1月号

新年お目どうございます。決意も新たな新しい年となりました。
お腹に棲む微生物さんと共に現れる今年一年のご健康とご多幸を
心よりお祈り申し上げます。

<第1章 腸内細菌が教えてくれること>
『コツコツ続けることで光は見えてくる』
腸内フローラ研究の基礎ができあがり、
腸内細菌学が樹立された頃、
研究室には大学や民間企業から様々な研究生が集まってくるようになりました。
コツコツと続けてきた腸内細菌研究が、ようやく日の目を浴びるようになりました。
腸内細菌の研究を進めていくには便を扱わなくてはなりませんが、
そんなことは気にかけないユニークな面々が多かったように思えます。
平等に処遇することを方針にし、「不正な行為」「狡猾な行動」「強圧的な態度」は禁止しましたが、
あとは分け隔てなく、互いに励ましあいながら、気兼ねせず自由に振る舞う子をを許したため、
研究室の風通しはかなり良かったと思います。
自分が身につけた研究のノウハウを惜しみなく伝え、様々な共同研究が生まれ、成果が出てくることで、
若い世代の人たちに受け継がれ、次の研究へとつながっていったのです。
※「排除せずに、競争せずに、しなやかに強く」
腸内細菌に生涯を賭けた研究者光岡知足氏が語る人生を発酵させる生き方の哲学を月に一回、
お届けしています。

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