コラム

  • 2021.01.01

Hakkousha便り 2021年 新年号

新年、明けましておめでとうございます!
今年も、皆さまと一緒にぬか床のようなお腹を育み、
心穏やかに暮らし、人生を楽しんでいきたいと思っております。
発酵するお腹に棲む微生物さんが元氣に過ごすことは、
私たちの持っている免疫細胞と仲良く繋がって、免疫力を高め、心と身体に健やかさをもたらしてくれます。
みなさまとお腹に棲む微生物さんたちの幸せを心より願っています。

【肥満の人ほどがんになりやすいのは腸内細菌のせい】
肥満は万病のもとです。とくに生活習慣病になりやすくなります。
先月のお話でお伝えさせていただいた「おデブ菌」と呼ばれるフィルミクテス門の細菌は、
生活習慣病の発症に関与していることも明らかにされつつあります。
日本の学者によって発見されたフィルミクテス門の仲間である「アリアケ菌」という細菌は、
人を肥満にするばかりではなく、がんを誘発することがわかりました。
肥満になるとがんになりやすいという因果関係は、腸内細菌がもたらすものだというのです。
フィルミクテス門の細菌は、腸内で異常繁殖すると、消化液を細胞の老化を促す物質へと変えていました。
そして、この老化物質が発がんを促すタンパク質を撒き散らすことがわかっています。
微生物が元氣になるぬか床のようなお腹は、悪玉菌が優勢になることを守ります。
「発酵の素」は、腸を整えることで、肥満だけではなく、身体の健康づくりのベースを育みます。

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