コラム

Hakkousha便り 2019年11月号

【細菌を殺しては健康になれない!
おおらかにつきあう気持ちこそ「菌活」「腸活」の基本】

私たちは、日々、無数の細菌との出逢いを繰り返しながら生きています。
人の皮膚にも「皮膚常在菌」と呼ばれる幾種類もの細菌群がすんでいます。
皮膚常在菌とは、人間の皮膚にすみつき、皮膚の脂肪を食べている細菌の種類です。
これらの細菌たちが脂肪を食べると脂肪酸の膜がつくられます。
この脂肪酸の膜は弱酸性であり、
そのバリアが人の皮膚に病原菌がくっつくのを防いでくれています。
肌をきれいに整えたいのならば、石鹸で洗い過ぎないことです。
石鹸で洗うと、皮膚にいる菌のうちおよそ9割が取れてしまいます。
ただし、1割でも菌が残っていれば、その菌たちが再び増殖し、
約12時間後にはもとの状態に戻ります。
ところが、薬用石鹸のように殺菌作用の強力な洗剤で洗ってしまうと、
菌が根こそぎ流されてしまい、
再生に長い時間が必要となります。
当然、脂肪酸のバリアは築かれないので、
肌は病原菌などの異物に対して無力になります。
潜在力の強い洗剤を使っている人ほど肌荒れがひどいのは、
こうした理由があるからです。

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